増渕家
木造平屋建、瓦葺、建築面積29㎡
店舗の南側に接続する。間口6.9m規模の切妻造、桟瓦葺で、一軒疎垂木とする。門の両脇には小規模な潜戸を設け、上部を二重出桁とし、門南側を漆喰塗壁とする。小規模ながら良質な欅材を用いた風格あるつくりとし、歴史的景観に寄与している。


震災後に改修された気配があるものの、雑草が生い茂っているという不思議なお宅。建物は明治期のもので、開口部はアルミサッシに変わっているものの総じて立派な造りです。なぜこのような状態なのか猛烈に気になるものの、ただ面倒だったからというパターンもあり得るので、次回はひな祭りの時期に再訪して確認したいと思います。


増渕家
増渕家




【増渕家住宅】
桜川市真壁町真壁396
登録有形文化財:店舗、主屋、長屋門(明治6年)