佐藤家
木造、瓦葺、間口2.5m
旧古城村の西端に位置し、かっての陣屋の裏通りに西面して建つ。本柱の内側に控柱を建て、妻面に懸魚付の破風板を付け、門両側に小規模な脇戸を設ける。本柱等の精巧な埋木細工も特色。

 近代的な石造りの塀の中央に立派な木造の薬医門(やくいもん)。この門が圧巻です。懸魚(げぎょ)も付いているんです。懸魚が! 個人宅で懸魚がある、しかも門に付いているなんてスゴイですよね。
 薬医門は本来、公家や武家屋敷の正門などに用いられたものですが、扉をなくして医家の門として用いられたのでこの名前があるそうです。佐藤家が武家なのか、それとも医者を輩出したかは不明ですが、この立派な門からすると、さぞや、と思われます。
 門ってやはり、家の顔なんですねぇ。


佐藤家
佐藤家
佐藤家
佐藤家




【佐藤家住宅】
茨城県 桜川市真壁町真壁397
登録有形文化財:表門(明治初期)
平成15年9月19日登録