sava!建てめも。

往古来今の「家」を見る知る暮らすを25年後の我が趣味に。

埼玉県

埼玉県秩父市『小池煙草店』はは外観のみ鑑賞可能な登録有形文化財。



小池煙草店

西武秩父駅から近い場所にある『小池煙草店』は、木造2階建、鉄板葺、建築面積61㎡の国登録有形文化財です。角地に建つ木造2階建で、壁を高く立上げて3階建てのような外観にしています。角地の壁面はアール状になっており、連続した壁面が奥行があるように見せています。コーニスはさりげなくモールディングで飾られ派手さはないけれど、優美さはある。
分かり易い昭和初期ならではの店舗兼用住宅です。

小池煙草店
文化財プレートは角の分かり易い場所に掲示してあります。

小池煙草店

小池煙草店
ここが角になるんだろうという目印のようなモールディング。

小池煙草店
煙草店としては目立つ外観だったのだろうと推察されます。
ランプが良い感じ。


小池煙草店
店舗名は道の片方だけにあります。
メインストリートはどちらなのか明確ですね。


小池煙草店
窓の下にある開口部。不思議な意匠ですね。

現在は使われていない店舗ゆえ内部は見学できませんが、一見の価値ありな建物だと思います。


【小池煙草店】
こいけたばこてん
住所:埼玉県秩父市番場町1037-7
登録有形文化財:平成16年2月17日登録
1926-1988年(昭和前期)竣工




埼玉県草加市『藤城家住宅店舗・内蔵』は外観のみ鑑賞可能な登録有形文化財。



藤城家住宅店舗・内蔵・外蔵

日光街道の旧草加宿のほぼ中央に位置する藤城家住宅。街道に西面して建つ店舗は木造二階建、切妻造桟瓦葺で、一階はガラス戸を、二階は障子と雨戸と縦格子になっています。
2009年に移築されているため、建物が現在の配置となったのは数年前のこと。以前は店舗に続けて座敷と内蔵、奥にはさらに広い座敷が連なり、敷地の奥には数棟の穀物蔵があったそうです。

藤城家住宅店舗・内蔵・外蔵
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藤城家住宅店舗・内蔵・外蔵
日光街道に面した店舗、その裏側にある内蔵は
外周からも観ることができます。


藤城家住宅店舗・内蔵・外蔵
防火用水槽が日光街道に面して置かれていました。
以前からかここに設置されていたかは不明ですが、
敷石は昔のままなのだろうと思われます。


個人所有の建物で、現在も住まわれているため内部は見学できません。ってことを文化財プレート脇に貼ってあるのを初めて見ました。問い合わせが多いのでしょうか?
蔵の屋根の影盛は立派。角度によってはそれを観ることができます。
建物の隣はアスファルトが真新しい駐車場になっていますが、ここも同家の敷地なのだろうなと推察される理由は、駐車場の端にある防火用水槽。存在感があります。
それにしても何の商いをしていた商家なんだろう?


【藤城家住宅店舗・内蔵・外蔵】
ふじしろけじゅうたくてんぽ・うちぐら・そとぐら
住所:埼玉県草加市高砂2-48-1
登録有形文化財:平成25年(2013年)6月21日登録
1936年築/2009年移築




埼玉県行田市『旧荒井八郎商店事務所兼主屋』は足袋御殿と呼ばれた邸宅で今は料亭として使われています。



行田市

荒井八郎が足袋により一代で財を築き上げ、贅を尽くして建てた邸宅が行田市にあります。現在は「和牛懐石 彩々亭」として利用されており、料亭利用者であれば内部を見られるようです。毎度ここで食事をしようと思うのですがタイミングが合わず、機会を逃しまくっておりますが、外観だけ写真に納めて参りました。
「旧荒井八郎商店洋館」、「旧荒井八郎商店大広間棟」と共に、国の有形文化財に指定されています。

行田市

行田市
木造洋風2階建て。


「和牛懐石 彩々亭」のサイトはコチラ



行田市
【旧荒井八郎商店事務所兼主屋】
きゅうあらいはちろうしょうてんじむしょけんしゅおく
埼玉県行田市佐間1-11-22
登録有形文化財(建造物)
事務所兼住;昭和元年、大広間棟;7年、洋館;10年竣工



埼玉県行田市『大澤家住宅旧文庫蔵』のイギリス積みの端正な煉瓦蔵。




大澤蔵
大正15年(1925年)棟上
内部非公開
国登録有形文化財



「花形足袋」の商標で知られた大澤専蔵商店の7代目である大澤専蔵氏が、書類などの保管を目的に建てた文庫蔵です。行田唯一の鉄筋コンクリート組みイギリス積みの煉瓦造りの蔵で、国の登録有形文化財に指定されています。文化財登録名称は「大澤家住宅旧文庫蔵」。
構造は、煉瓦造2階建で、桟瓦葺(さんがわらぶき)切妻造。建築面積は42m2。



大澤蔵

大澤蔵




【大澤家住宅旧文庫蔵】
埼玉県行田市行田9-5




埼玉県行田市の建物いろいろ。

 文化財には指定されていないっぽいけれど、魅力的な行田市内の建物


行田市
[長井写真館]
埼玉県行田市行田


行田市
見るからに100年前のものっぽい建物だなぁと思って眺めていたら、
建物手前のショウケースに案内文が入っていました。


行田市
これがここに入っているということは、今は使われていない建物なのかしら?

行田市
裏側にまわると、急傾斜の屋根が見えました。
自然の光を室内に入れるための窓だと思われるものも見えます。




行田市
[旧忍町信用組合⇒新町自治会集会所⇒現在空き家]
下見板張りの外壁を持つ古い建築物が意外と残っている行田市。
この建物も、先の長井写真館のすぐそばにあります。


行田市
長井写真館と同じく、大正時代の建物らしいです。

行田市
屋根にはド-マー窓があります。



行田市
埼玉県行田市向町付近の蔵。
周囲には木々が鬱蒼と茂っているので、今は使われていないのかもしれません。


行田市
この蔵の窓は内側が木製なんですね。



行田市
[イサミ足袋工場]
先の蔵の向かい側にあります。
ノコギリ屋根の窓は採光が一定な北側にあるので(右側)、
こういう建物があると東西南北が分かり易くて良いですね。


行田市



行田市
今回、一番魅力的だと思った建物。
建物の形が正方形でないところが面白いですね。


 行田市は裏道が面白いです。結構古い建物も残っていて、宝探しのような気分が味わえます。と言っても、蔵が多くて、見ているうちにどんどん感覚が麻痺して写真も撮らなくなるんですけどね。
 前回も色々と蔵を見ましたが、文化財に指定されていない蔵でも興味深いものが沢山あります。空き家らしきもの結構あり、いずれは消えてしまう建物なのかもしれないと思いながら写真を撮りました。
 古い木造住宅の魅力って、直線が曲線になって行く美しさなのかも。まるでフリーハンドで描いた絵のようなガタガタ感と言うか・・・。ちょっと語彙が足りませんが、何度も見ているうちに、いずれは的確な言葉で魅力を語れるようになると信じて、次回も行田市を散歩したいと思います。




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