大正11年(1922年)8月竣工の「和泉町ポンプ所」は、鉄筋コンクリート造2階建ての建物で、今なお当時のレンガらしきものを目にすることができます。
設立の翌年に起こった関東大震災では、ここの水が近隣施設の消火に大いに役立ったそうです。
現在も下水を三河島水再生センターへ送水するための施設として現役で稼働しています。
施設の大部分はレンガを模した外壁タイルに貼り替えられています。
コンクリートブロック塀と、
その間にある柱は昭和時代のもののように見受けられます。
敷地の端にある倉庫らしきものは古いレンガ積みのまま。
でも目地などを見ると補修はされているっぽい。
この辺りは古い建物が多く残っていて、部分的に空襲をまぬかれたのかと推察していますが、細かくは調べていないので詳細は不明です。
⇒ 参考:B29の脅威 - 千代田区
この施設のペーパークラフト(PDF)がありました。
【東京都下水道局 和泉町ポンプ所】
東京都千代田区神田和泉町1-3-12
東京都千代田区神田和泉町1-3-12